高配当株は安定的なインカムゲインが期待でき、長期投資家に人気のスタイルです。しかし「利回りが高い=良い投資先」とは限りません。本記事では、配当利回り上位銘柄の財務健全性を合わせて検証します。
配当利回り上位20社
| 銘柄 | セクター | 配当利回り | PER | PBR | ROE | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ヨドコウ(5451) | 鉄鋼・非鉄 | 30.8% | 2.4倍 | 0.22倍 | 9.4% | 62.1% |
| 栗本鐵工所(5602) | 鉄鋼・非鉄 | 30.5% | 1.6倍 | 0.16倍 | 9.6% | 49.7% |
| 日本製鉄(5401) | 鉄鋼・非鉄 | 24.4% | 3.2倍 | 0.13倍 | 7.5% | 49.2% |
| 大東建託(1878) | 不動産 | 23.0% | 2.2倍 | 0.46倍 | 21.8% | 38.0% |
| 日本紙パルプ商事(8032) | 商社・卸売 | 22.7% | 9.8倍 | 0.79倍 | 7.7% | 29.3% |
| ソフトバンク(9434) | 情報通信 | 22.3% | 24.4倍 | 3.69倍 | 25.6% | 17.0% |
| 大豊建設(1822) | 建設・資材 | 21.0% | 16.7倍 | 0.19倍 | 6.0% | 45.6% |
| 小池酸素工業(6137) | 機械 | 20.3% | 7.4倍 | 0.17倍 | 13.1% | 44.7% |
| モリ工業(5464) | 鉄鋼・非鉄 | 20.0% | 9.8倍 | 0.15倍 | 7.9% | 75.8% |
| 野村不動産HD(3231) | 不動産 | 19.1% | 10.2倍 | 0.23倍 | 10.8% | 26.7% |
高配当銘柄を見極める3つのポイント
1. 特別配当・記念配当の影響を除く
利回りが異常に高い場合、一時的な特別配当や記念配当が含まれている可能性があります。上位のヨドコウ(30.8%)や栗本鐵工所(30.5%)はこの点を確認する必要があります。過去の配当推移を確認しましょう。
2. 自己資本比率とPBRの関係
モリ工業は自己資本比率 75.8% で財務盤石、PBR 0.15倍と著しく割安。鉄鋼・非鉄セクターはこのパターンが多く、資産価値に対して株価が大幅に割り引かれている状態です。
3. ROEとの両立
大東建託はROE 21.8%かつ配当利回り 23.0%と、高収益と高還元を両立している好例です。ソフトバンクもROE 25.6%と高水準ですが、自己資本比率 17.0%と財務レバレッジが高い点は注意が必要です。
セクター別の傾向
高配当利回り上位には鉄鋼・非鉄が4社ランクイン。業界全体で株主還元に積極的な傾向が読み取れます。不動産、建設・資材も安定した配当を出す銘柄が多いセクターです。
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