企業の「稼ぐ力」を最もストレートに示す指標が営業利益率です。売上高のうち、本業でどれだけ利益を残せるかを表します。日本企業の平均営業利益率は約5%ですが、中には40%を超える「超高収益」企業も存在します。
営業利益率トップ企業
| 銘柄 | セクター | 営業利益率 | ROE | PER | PBR |
|---|---|---|---|---|---|
| 全国保証(7164) | 金融 | 73.7% | 13.9% | 12.6倍 | 0.87倍 |
| 手間いらず(2477) | 情報通信 | 73.6% | - | 18.7倍 | 2.79倍 |
| オービック(4684) | 情報通信 | 64.7% | 18.8% | 29.5倍 | 5.98倍 |
| ジェノバ(5570) | 情報通信 | 56.6% | - | 20.0倍 | 3.14倍 |
| 日本取引所グループ(8697) | 金融 | 55.6% | 18.8% | 32.2倍 | 4.84倍 |
| ユー・エス・エス(4732) | 情報通信 | 52.1% | 18.5% | 18.0倍 | 3.48倍 |
| キーエンス(6861) | 電機・精密 | 51.9% | 13.7% | 37.1倍 | 4.81倍 |
| 日本ファルコム(3723) | 情報通信 | 51.3% | - | 17.3倍 | 2.11倍 |
| イー・ギャランティ(8771) | 金融 | 49.9% | 15.6% | 24.8倍 | 3.59倍 |
| レーザーテック(6920) | 電機・精密 | 48.9% | 47.6% | 20.8倍 | 8.86倍 |
| 中外製薬(4519) | 医薬品 | 46.3% | 22.0% | 29.8倍 | 6.18倍 |
| OBC(4733) | 情報通信 | 46.3% | - | 33.7倍 | 3.03倍 |
超高収益企業の4つの共通パターン
1. プラットフォーム型ビジネス
日本取引所グループ(55.6%)やユー・エス・エス(52.1%、中古車オークション)は、取引の「場」を提供するプラットフォーマーです。一度インフラを構築すれば、取引量の増加がそのまま利益に直結します。
2. ストック型(サブスク型)収益
オービック(64.7%)やOBC(46.3%)は業務用ソフトウェアの会社です。一度導入されると長期契約が続くストック型収益が、安定的な高利益率を支えています。
3. ファブレス(工場を持たない)モデル
キーエンス(51.9%)はセンサーメーカーですが、製造は外部に委託。自社は開発と直接販売に特化することで、製造固定費を抑え高利益率を実現しています。
4. 知的財産(IP)中心型
中外製薬(46.3%)は医薬品の特許、日本ファルコム(51.3%)はゲームIPが収益の源泉です。一度開発した知的財産からロイヤリティや販売収入が継続的に得られます。
高利益率 ≠ 投資に最適とは限らない
営業利益率が高い企業はPERも高くなりがちです。キーエンスのPER 37.1倍、オービックの29.5倍など、すでに市場が高い利益率を株価に織り込んでいる場合があります。投資タイミングの判断にはPERやPBRとの兼ね合いも重要です。
一方で全国保証(PER 12.6倍、PBR 0.87倍)のように、高利益率なのに割安な水準に放置されている銘柄も存在します。
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