分析 3分で読めます

【2025年版】日本株17セクター徹底比較 ─ ROE・配当利回り・PERで見る業界地図

日本の上場企業約3,700社を17セクターに分類し、ROE・自己資本比率・営業利益率・配当利回り・PER・PBRの6指標で横断比較。投資判断に役立つセクター別の特徴と注目ポイントを解説します。

編集: Zaimiru 編集部 ・公開日: 2026-03-14 ・最終更新日: 2026-03-14 ・編集方針計算ロジック訂正履歴

投資先を選ぶとき、個別銘柄の分析も大切ですが、まずセクター(業種)全体の傾向を把握しておくことで、より精度の高い判断ができます。

Zaimiruでは、EDINETに開示された有価証券報告書から約3,700社の財務データを抽出・分析しています。本記事では、17セクターの主要指標を横断的に比較し、各セクターの特徴を浮き彫りにします。

セクター別 主要指標一覧

セクター企業数平均ROE平均自己資本比率平均営業利益率平均配当利回り平均PER平均PBR
金融(除く銀行)89社12.6%32.8%14.7%4.5%18.9倍1.86倍
不動産130社11.5%38.7%10.5%4.0%19.7倍1.59倍
電力・ガス28社10.6%34.9%8.2%3.3%9.7倍1.07倍
運輸・物流104社10.4%41.7%7.5%3.2%12.9倍1.05倍
鉄鋼・非鉄71社8.8%51.0%4.4%5.5%19.6倍1.62倍
情報通信・サービスその他1,236社8.4%53.5%4.7%3.0%28.9倍3.02倍
食品134社8.4%51.1%5.0%2.7%32.7倍5.19倍
商社・卸売288社8.0%46.0%3.2%3.9%46.2倍1.39倍
建設・資材278社7.6%50.8%6.5%4.0%20.3倍1.18倍
機械213社7.4%55.2%8.8%3.5%16.4倍2.92倍
素材・化学278社6.6%53.1%7.2%3.6%40.4倍1.20倍
電機・精密277社5.8%55.4%3.8%3.4%28.2倍1.73倍
銀行79社5.3%4.7%5.9%3.7%9.9倍0.58倍
小売327社4.9%44.1%3.3%2.4%40.7倍8.06倍
自動車・輸送機104社4.5%46.7%4.1%3.8%14.8倍1.08倍

ROEが高いセクターの特徴

金融(除く銀行)がROE 12.6%でトップ。レバレッジ(自己資本比率 32.8%)を活かした収益構造が特徴です。不動産も同様の傾向で、ROE 11.5%と高水準を維持しています。

一方、電力・ガス運輸・物流はインフラ系ながらROE 10%超と意外な高収益。規制産業であっても、近年の価格転嫁や効率化が効いているようです。

配当利回りで注目のセクター

鉄鋼・非鉄が平均5.5%と群を抜いています。PBR 1.62倍と割安な水準にあり、株主還元に積極的なセクターと言えます。金融(4.5%)、建設・資材(4.0%)、不動産(4.0%)が続きます。

PERの低いセクター ─ 割安な業種はどこか

銀行が平均PER 9.9倍で最も割安。PBR 0.58倍と「解散価値割れ」の状態が続いています。電力・ガス(9.7倍)、運輸・物流(12.9倍)も低PERゾーンにあります。

反対に商社・卸売(46.2倍)、医薬品(46.5倍)、小売(40.7倍)は高PER。成長期待か、あるいは一時的な利益減少による押し上げの可能性もあります。

Zaimiruで詳しく分析する

各セクターの詳細はセクター比較ページでインタラクティブに確認できます。指標を切り替えながらセクター間の違いを視覚的に把握することが可能です。

個別銘柄の深掘りにはスクリーニング機能をご活用ください。ROE・PER・配当利回りなど複数条件での絞り込みができます。


※ 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。

関連記事

このカテゴリの他の記事を見る: 分析

記事一覧に戻る