EV/EBITDA 倍率とは
EV/EBITDA は、企業価値(EV)が EBITDA(償却前営業利益)の何倍かを示すバリュエーション指標で、PER と並ぶ代表的な評価軸です。
資本構成(自己資本 vs 借入)の影響を受けにくいため、M&A・買収価格の交渉や借入水準の異なる企業の比較で広く使われます。
EV/EBITDA の計算式
EV/EBITDA は企業価値を EBITDA で割って算出します。
EV = 時価総額 + 有利子負債 − 現預金(Net Debt)
EBITDA = 営業利益 + 減価償却費
EV/EBITDA = EV ÷ EBITDA
PER との違い
- PER: 株価 ÷ EPS。株式時価ベースのため、配当・自己株買戻し等の影響あり
- EV/EBITDA: 資本構成(自己資本 vs 借入)の影響を受けにくい
借入が多い企業同士、または無借金企業との比較では EV/EBITDA の方が中立的です。
業種別の目安
- 一般事業会社: 6〜10 倍が標準
- IT・グロース: 15〜25 倍も珍しくない
- 金融業: EBITDA の概念が異なるため適用外
注意点
- 減価償却費の処理が業種により異なる(IFRS と JGAAP の差異等)
- EV/EBITDA が低くても、構造的な業績悪化が織り込まれている場合あり
- PBR・ROE・FCF と併せて確認
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よくある質問
EV/EBITDA とは何ですか?
EV/EBITDA は企業価値(EV)を EBITDA(償却前営業利益)で割って算出するバリュエーション指標です。EV = 時価総額 + Net Debt、EBITDA = 営業利益 + 減価償却費 で計算します。
EV/EBITDA と PER の違いは何ですか?
PER は株式時価ベースのため配当・自己株買戻し等の影響を受けますが、EV/EBITDA は資本構成(自己資本 vs 借入)の影響を受けにくいため、借入が多い企業同士や無借金企業との比較で有用です。
EV/EBITDA の目安は何倍ですか?
一般事業会社では 6〜10 倍が標準、IT・グロース業種では 15〜25 倍も珍しくありません。金融業は EBITDA の概念が異なるため適用外です。