財務指標 3分で読めます

ROEとは?目安・計算式・業種別の見方を日本株データで解説

ROE(自己資本利益率)は、株主資本を使ってどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。 計算式、日本企業の目安、業種別の違い、注意点をデータに基づいて整理します。

編集: Zaimiru 編集部 ・公開日: 2026-05-06 ・最終更新日: 2026-05-06 ・編集方針計算ロジック訂正履歴

ROE とは

ROE は自己資本利益率の略で、株主から預かった資本に対してどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。

ROE(Return on Equity、自己資本利益率)は、当期純利益を期初・期末平均の純資産で割って算出する財務指標です。 株主が出資した資本を、企業がどれだけ効率的に利益に変換できているかを示します。

ROE の計算式

ROE は当期純利益を期初・期末平均純資産で割って算出します。

ROE = 当期純利益 ÷ 期初・期末平均純資産 × 100%

自己株式は分母から控除し、少数株主持分は連結ベースでは含めません。算出方法の詳細は ROE の計算ロジック を参照してください。

ROE の目安は何%か

日本上場企業全体の ROE 中央値は 5〜8% 程度で、ROE 10% 以上が相対的に高い水準とされます。

日本上場企業全体の ROE 中央値は概ね 5〜8% 程度(業種により差あり)です。 ROE 10% 以上は資本効率が比較的高い水準とされます。 ただし、自己資本比率が低いとレバレッジ効果で ROE が高く見える点に注意してください。

業種別に ROE が違う理由

自己資本比率規制・資本回転率・ビジネスモデルの違いにより、業種ごとに ROE の標準水準は異なります。

  • 金融業(銀行・保険・証券): 自己資本比率の規制があり、ROE はやや低めに出やすい
  • 製造業: 設備投資が大きいため資本回転率が低く、ROE は中位
  • IT・サービス業: 軽資産モデルで ROE が高く出る傾向

ROE が高くても安心できないケース

レバレッジ効果や一時的な利益で ROE が見かけ上高くなることがあるため、複数指標との併用が前提です。

  • 一時的な特別利益で ROE が一時的に跳ね上がるケースがあります(M&A、資産売却)
  • 自己資本が極端に小さい場合、ROE は ±200% でキャップされて表示されます(ROE キャップ処理について
  • 単年度ではなく、3〜5 年平均で見る方が実態を捉えやすいです

ROE を zaimiru で確認する方法

ランキング・スクリーニング・用語集の各機能で、ROE を多角的に確認できます。

よくある質問

ROE とは何ですか?

ROE は自己資本利益率の略で、当期純利益を平均純資産で割って算出する指標です。株主資本を使ってどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示します。

ROE の目安は何%ですか?

日本上場企業全体の中央値は 5〜8% 程度で、10% 以上が相対的に高い水準とされます。ただし業種により標準値は異なります。

ROE が高ければ良い会社ですか?

必ずしもそうではありません。自己資本比率が低いとレバレッジ効果で ROE が高く見える場合や、一時的な特別利益で ROE が膨らむ場合があるため、PBR・自己資本比率・3〜5 年平均と併せて確認することが一般的です。

ROE と ROA の違いは何ですか?

ROE は自己資本のみが分母、ROA は総資産が分母です。ROA はレバレッジの影響を受けないため、両者を併せて見ることで「借入による収益拡大」と「資本効率」を区別できます。


関連記事

このカテゴリの他の記事を見る: 財務指標

記事一覧に戻る