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ROAとは?ROEとの違いと総資産利益率の見方

ROA(総資産利益率)は、総資産に対する当期純利益の割合を示す資本効率指標です。 ROEとの違い、業種別の目安、レバレッジとの関係を整理します。

編集: Zaimiru 編集部 ・公開日: 2026-05-06 ・最終更新日: 2026-05-06 ・編集方針計算ロジック訂正履歴

ROA とは

ROA は総資産利益率の略で、企業が保有する全資産(自己資本+負債)からどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。

ROA(Return on Assets)は、当期純利益を期初・期末平均の総資産で割って算出する財務指標です。

ROA の計算式

ROA は当期純利益を期初・期末平均総資産で割って算出します。

ROA = 当期純利益 ÷ 期初・期末平均総資産 × 100%

ROA と ROE の違い

ROA は総資産が分母、ROE は自己資本が分母であるため、レバレッジの影響を受けるかどうかが大きな違いです。

  • ROE: 自己資本のみが分母 → 借入によるレバレッジ効果で見かけ上高くなる
  • ROA: 総資産(自己資本+負債)が分母 → レバレッジの影響を受けない真の資本効率
  • 両者を併用することで「借入による収益拡大」と「資本効率」を区別できます

ROA の目安は何%か

日本上場企業全体の ROA 中央値は 3〜5% 程度で、5% 以上が相対的に高い水準とされます。

  • 3% 未満: 資本効率が低い水準
  • 3〜5%: 標準的な水準
  • 5% 以上: 相対的に高い水準
  • 業種により標準値は大きく異なります

業種別の特徴

  • 金融業: 預貸ビジネスのため資産が大きく、ROA は 0.5〜1% が一般的
  • 製造業: 設備投資が大きいため ROA は 3〜5%
  • IT・サービス: 軽資産モデルで ROA が 8〜15% と高い

ROA を zaimiru で確認する方法

よくある質問

ROA と ROE の違いは何ですか?

ROA は総資産(自己資本+負債)が分母、ROE は自己資本のみが分母です。ROA はレバレッジの影響を受けないため、ROE と併用することで借入による収益拡大効果を見極めることができます。

ROA の目安は何%ですか?

日本上場企業全体の中央値は 3〜5% 程度で、5% 以上が相対的に高い水準とされます。金融業は預貸ビジネスのため 0.5〜1% が一般的で、業種により標準値は大きく異なります。

ROE が高くて ROA が低いのはなぜですか?

借入によるレバレッジ効果で ROE が押し上げられているためです。総資産は大きいが自己資本が小さいと、ROA は低いまま ROE だけ高く見えるパターンが発生します。


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