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ROIC とは?ROE との違いと使い分け

ROIC(投下資本利益率)は、ROE よりも資本構成の影響を受けにくい指標です。 計算式、ROE との違い、WACC との比較を整理します。

編集: Zaimiru 編集部 ・公開日: 2026-05-06 ・最終更新日: 2026-05-06 ・編集方針計算ロジック訂正履歴

ROIC とは

ROIC は投下資本利益率の略で、自己資本と有利子負債の合計(投下資本)に対して税引後営業利益(NOPAT)がどれだけ生み出されたかを示す指標です。

ROIC(Return on Invested Capital)は、ROE よりも資本構成の影響を受けにくく、事業の真の資本効率を測れます。

ROIC の計算式

ROIC は NOPAT を投下資本で割って算出します。

ROIC = NOPAT ÷ 投下資本 NOPAT = 営業利益 × (1 - 実効税率) 投下資本 = 自己資本 + 有利子負債

ROE との違い

  • ROE: 自己資本のみが分母 → 借入による「レバレッジ効果」で ROE が高く見えることがある
  • ROIC: 借入も含めた総投下資本が分母 → 真の事業効率を測れる

WACC との比較

ROIC > WACC(加重平均資本コスト)であれば、企業は資本コストを上回る価値を創出していると評価されます。 WACC を業種別に推定したものは、簡易 DCF モデルでも使われています(計算ロジック)。

業種別の目安

  • IT・サービス: 15〜25%
  • 製造業: 8〜15%
  • インフラ・公益: 4〜8%

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よくある質問

ROIC とは何ですか?

ROIC は投下資本利益率の略で、税引後営業利益(NOPAT)を投下資本(自己資本+有利子負債)で割って算出します。借入を含めた事業の真の資本効率を測る指標です。

ROIC と ROE の違いは何ですか?

ROE は自己資本のみが分母のため、借入によるレバレッジ効果で ROE が高く見えることがあります。ROIC は投下資本(自己資本+有利子負債)が分母のため、レバレッジに左右されない資本効率を測れます。

ROIC は何%以上が良いとされますか?

ROIC が WACC(加重平均資本コスト)を上回ることが資本コストを上回る価値創出の目安です。WACC は業種により概ね 6〜10% が目安で、ROIC > WACC の差が大きいほど価値創出力が高いとされます。


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